ピルの女性軽視の歴史と、乳首が痛む副作用など

「ピル」は経口避妊薬を指していますが、「ピル」という単語は丸剤の一般的な総称となっています。秋田県薬剤師会のホームページの中にある、百薬一話「第411話 ピルの開発について(上)」では、経口避妊薬が「ピル」という成分がはっきりわからない俗称で呼ばれてきたことは、歴史的に女性軽視の流れをくんでいたと指摘しています。
近年、ピルは高容量・中用量のもの以外にも、副作用のリスクが低い低用量のものが開発・販売されるようになりました。体にかかる負担を小さくして服用できるようになったため、女性が妊娠を自分でコントロールできる手段として、大きな役割を果たしています。また、避妊以外でもさまざまな効果があることが分かっており、月経周期を規則的にしたり、月経痛や出血量を抑えたり、月経前のイライラを鎮める効果も期待できるとされています。ホルモンバランスを整えるため、肌荒れやニキビの治療に用いられることもあります。その一方で、使い続けると乳首が黒ずんだり、乳首に痛みが出るケースもみられます。乳首の傷みは、ピルの服用により、体が生理前のような状態になるためとされています。また、吐き気・おう吐、むくみなどが起こることもありますので、副作用にも注意をする必要があります。
男性の中には、女性がピルを飲んでいれば、自分は避妊をしなくて良いと考える人もいます。しかし、これは女性軽視で、感染症予防の観点などから、お互いに対策をすることが望まれます。パートナーが女性の体調や妊娠などに配慮がなく、女性軽視の考えが伺える場合には、これから先、避妊に失敗するリスクなども考慮して、セックスに対するお互いの考えをきちんと伝え合うことが大切です。